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2016年 01月 26日
β細胞を移植するさい、免疫攻撃から守るためにカプセルに入れて体内に留置する。課題はカプセルの材質そのものが異物反応(innate immunityなど)を引き起こすことだ。
同じエンジニアラボからの2つの論文がそれに回答を与えた。ひとつはNBiotech論文。ポリマーの側鎖をいじってコンビナート的に774種のハイドロジェルを作って、一つずつ間隔をあけてマウスの皮下に埋め込んだ。このスクリーニングの結果、皮下炎症の程度の低い化合物をピックアップした。そしてネズミだけでなくサルでも確認した結果、体内に留置しても異物反応を起こしにくいalginate誘導体を発見した。 NMed論文ではその化合物を用いてβ細胞をカプセルして体内に埋め込んだ。DMラボが一昨年前報告したヒトES由来β細胞を用いて1型糖尿病マウスでの血糖値正常化に150日以上の長期にわたって貢献した。 人工臓器synthetic organsのかなりpromisingな例だ。
by sugirioblog
| 2016-01-26 07:28
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