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2015年 12月 06日
Nature論文。
脳腫瘍の中でも性質の悪いGBMがなぜ放射線耐性かについて基礎的な発見。GBMは脳に浸潤する、それも翼が脳を覆うように非常に細い枝を伸ばしながら。一度GBMの3Dイメージングを見るとこれは忘れられないimpressiveな絵だ。単なる塊でなく、血管にまとわりつきながらfilamentousに手を伸ばして脳の奥深くまで浸潤している。 論文によるとGBM細胞はmicrotublesを伸ばすことで細胞同士のコンタクトをしている by Gap junction. GAP43というギャップジャンクションの構成因子をノックダウンすると放射線耐性が下がり、腫瘍のサイズが半分以下になる。マウスの生存日も10日だけ改善してる。結局死ぬということは、完全にgap junctionを抑えることは不可能だし(普通の細胞にもある)、GBMの急所というわけではなさそうだ。ファーマは既にgap junction target drugsをパイプラインにのせて開発している。しかし癌に特異的なgap junction proteinsの発見など、まだ課題が多い。 また、gap junction以外にもGBMのmicrotublesでplayしている因子があるだろうから、そちらの発見が待たれる。
by sugirioblog
| 2015-12-06 23:22
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