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2015年 12月 02日
Daniel Lieberman.
「裸足の教授」として知られるハーバードの生物学の教授。人類の進化の歴史をたどり、なぜ今の人類が生活習慣病に適応できていないかを論じた本。答えは簡単、 1.近年の生活習慣に対応するには人類の進化は遅すぎる。 2.生活習慣病は子孫を残した後に発症する。だからたとえ生活習慣病に強靭な遺伝子があったとしても、それが優位に選ばれる交尾形式を人類はとっていない。つまり早くに子作りをしすぎる。 50-70代以降に初めて子作ればセレクションがかかるだろうけど、不幸なことに人類はそんな悠長な交尾形式を発達させなかった。その間に生殖細胞のDNAに傷が入るし、精子卵子がフレッシュな間に交尾というのは生物学的には理にかなってる。 著者はサイエンスの進歩が生活習慣病の特効薬を作るというアイデアには徹底的に否定的だ。それよりもNIH予算を予防に回したほうが効果的だと。しかしここ数年のゲノム編集の成果を見ると、あながち人体ゲノム改造の時代が当たり前の時代がくるんじゃないかなと夢想する。
by sugirioblog
| 2015-12-02 08:56
| 読書
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