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2015年 10月 31日
こないだのAgingの続き。
iPS化を経ると、ある程度細胞が若返る。それがaging-related diseasesを研究する場合の障壁となっていた。 FGさんの新作。iN技術(fibroblastから直にneuronに分化させる。iPSを介さない)を使うと、aging featuresが残ってるようだ。なのでvitroでaging研究をする場合の武器となるだろう。逆にiPS化ではrejuvenationの過程をモデルできる。 iNの始祖のMWがやったのかと思いきやFGか。非常に競争の激しい分野だけど、iNとiPS技術でできる神経細胞の比較は非常に大事な課題でそれがクリアされた。 FGさんはもっとvivoい仕事がメインかと思いきや、別にそんなにこだわることもなくこういう方向にも進出してるんだな。向かい側の海岸の人だけど、ボストンPIの美徳に通じる。neuroscienceの重要なクエスチョンをアドレスするには、vitroで細胞の錬金術を利用すると一気に攻め手が充実する。iNとiPSをしっかりと比較した良い仕事だと思う。 synbioの進歩 such as iPSC and iNのおかげで、ほしい細胞が錬金術できる時代になった。そのためのストラテジーが真摯に比較、整理されている。これまで細胞を手に入れるにはdevelopment-homeostasis-agingという飛行機の離着陸のようなプロセスにのるしかなく、それがbiological contextを決めていた。錬金術を使うとcontextの外から細胞をとりだせる。それはものすごくへんな細胞かもしれないし、ネイティヴを超えるスーパー細胞かもしれない。 エンジニアの方法に則ると、対象の理解にはパーツの分類、機能を調べた後、それらで現象を再構成できるかが最終段階となる。たとえばエンジン。生命現象も同じく、同定、ノックアウトときて、再構成となる。分子生物学や生化学経路はすでにその道筋をたどったけど、細胞や個体といった手の出しようのない大きな対象まで手が伸びつつある。
by sugirioblog
| 2015-10-31 10:56
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