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2013年 09月 17日
最近は後輩と一緒にイメージングを開拓している。
ファシリティとの付き合いがどんなものか、後輩にもわかる機会だ。 彼らは決して頼れるパートナーではなくて、ドライなビジネス関係だ。 うちの研究所はファシリティの充実さを売りにしている。 ファシリティは基本、良くも悪くも技術屋なので、バイオロジカルなアイデアはない。非常に職人的で、完璧なコンディションが設定できるまでは決して進もうとしないことが多い。ウェットな系に完璧なんて、と思うけど、データの質にも関わってくるのでここは慎重に牛歩のようにのろのろ行く。見切り発車でデータを作り出した後でラボ内でさえ廃れることになってはいけない。 もちろん技術屋さんの思う完璧はこちらにとって絵に描いた餅というか実現不可能なことも多いので、どこかで妥協点を見つけていく。 研究所で羽振りが良い人を見ていると、ファシリティ縛りをして一切使わない人もいれば、特定の(できる)テクを決めて常連になる人もいる。上に書いたコンディションというかファシリティを納得させて働いてもらうのに手がかかったり、できるテクを発掘するのに時間をくうせいか、一見さんがふらっと訪れて一発フィーバーというのはほとんど見ない。 結局ウェットの非常にマニアックなとこでテクニックの差とデータの違いがもろに出る場合、ファシリティを一切絡めない人もいたり。 また、いくつかのファシリティは酵母用にカスタマイズされてるので、ぼくらにはかなり使いにくかったりする。Mathモデルの専門家が酵母ラボに調教済みだったのはびっくりした。酵母のタンパクの挙動が全部マウスにあてはまるかはわからないのに。細胞の種類もタンパクの種類も違う。去年はサイトメトリーファシリティでぼくらが毎日使うCyan ADPを下取りして酵母用マシンに入れ替えようという動きがあった。たまたまぼくがその話を聞いて、ボスに報告してすんでのとこで中止になった。コストパフォーマンスや生産性を近所の酵母最強ラボと比較すると、うちのラボなど眼中にはいってなかったのだろう。 酵母最強ラボの学生はそろいもそろってeveryone in our lab is happy!だと言うので、ハッピーラボと呼ぼう。何か秘訣でもあるのだろうか?昔話題にしたアーギュメントさんはハッピーラボ最強の論客学生だ。
by sugirioblog
| 2013-09-17 10:11
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