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2013年 04月 01日
日本は新年度。アメリカでは全然そんなことないけど、やはり日本人として気分が新しくなる。
飽き性の自分にこのブログが2ヶ月も続いたのはおどろきだ。実験の合間にちょこちょこ書いてる。 去年みたいにさわさわしながら雑誌のウェブサイトをクリックするよりは断然いい。論文の結果待ちの時だった。千回以上クリックした時点でグーグルがyou have visited this website many timesとなったのを思い出す。 revisionの段階で新しい実験系を始めるのは少々リスキーだけど、そうでなく以前やってたプレリミナリーな観察の確認をするのは楽だ。この一週間でいろんなデータをまとめてたら、ほとんどが既に得たデータの確認とリピートで済んだ。 発現してない細胞のCreラインでKOを求められるとカチンと来るけど、複数のCreラインでひたすら移植するCre factoryストラテジーがこの分野の最近の主流と化してしまってるからやらざるを得ない。まあ、検出限度以下の微量な発現で機能していたり、細胞集団のごく一部で実は発現していて機能してる可能性もあるけれど。幹細胞みたいにレアだけど大事な機能してる場合はそういうことがあるかもしれない。しかし、よくも気軽に言ってくれるなあ、と思う。たとえばfloxマウスを4種類くらいのCreラインにかけつつflox homoにして、更にreciprocalや二次移植やらすると、時間にして丸一年、費用にして1千万円近くは飛んでいくだろう。移植1グループで10個体以上をレシピエントにして、それを数ヶ月メンテして二次移植、追加で数ヶ月メンテ。更に3回はリピートとると。WTとKOだけでなくて、CDなんとか陽性や陰性でも比較すると、全てが倍増する。そしてバックグラウンドをB6にするとなると更に2年近く追加される。 ここまでくると、ラボというより工場みたいになってくる。ブルドーザーサイエンスどころやない。seqのデータはまだクールでサイエンス的な感じがするからいいけど、工場で見るのはマウスに骨髄が何%生着したかを延々と記録していくこと。クールというよりひたすら泥臭くやる。 複数のCreライン使って移植しまくるなんて、こんなのでかいラボでしかできないだろう。うちのラボクラスの規模でギリギリかろうじてできる。既に3種類のCreでやった。あとひとつ、免染が見れないと言うレビューアーのため、念のために追加。
by sugirioblog
| 2013-04-01 10:18
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