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2016年 05月 29日
鏡像異性体のアミノ酸と核酸により鏡像DNAポリメラーゼと鏡像DNAを合成した論文。
VenterやChurchのvisionをほうふつとさせる。鏡像生物は自然界のどんなウイルスや酵素に耐性だ。もちろん免疫系も効かない。人類の生存能力の限界を超える可能性をもつ。未知の病原体との闘い、人類の宇宙進出といった課題を解決するためには現状の生命の多様性や遺伝子プールのレパートリーはあまりにも小さすぎる。生命の多様性を発展させるために鏡像生物を作るべきた、という。 今回は酵素ひとつだが、生命の自己複製の根幹にかかわる最も大事なイベントを鏡像した。NatureNewsによると次の課題は鏡像RNAを翻訳するための鏡像リボソームの合成だ。リボソームは非常に複雑な構造をしているので、このステップがひとつの壁となっている。 小型バクテリアならDNA全合成ができる+遺伝情報を機械言語に見立ててゼロから組み直すことができる現時点の合成生物学でも、新規の鏡像細胞を作る日が近いかもしれない。 Churchの提唱する合成生物の生物学的封じ込めも、自然界にない鏡像分子の供給にたよらなければならないことからより確実に行えるだろう。
by sugirioblog
| 2016-05-29 16:16
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