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2015年 06月 10日
1年以上たったし、書く時期だろう。PhD時代のボスとキャリアの一例について。
アメリカのキャリアセミナーではthesis mentorつまりPhD時代のボスの推薦状がいかに大事か言われる。アカデミアでは自分がテニュアになるまでつきまとう。ほぼ一生ものだ。しかしキャリアセミナーのパネルディスカッションでは、パネラーのPIから「例外もあるんだ。Thesis mentorから推薦状がもらえない場合もある」といわれることがある。もらえないってことは、ちょくちょくあるんだろう。 自分もその例外だ。 PhDを取得後、ラボに1年半居残った。その間の仕事は永遠に論文にしないことにした。端的にいえば、元ボスの解釈と食い違った。データを曲解しない限り導けない結論を強いられそうになったので、外部に助けを求めた。その先は幹細胞業界の大御所たち+自分のいた研究所の外部アドバイザリー委員長(国際幹細胞学会の当時の会長)だ。そして研究所の所長と大御所や委員長が話し合った。この話し合いは、所長の命令で自分と元ボスは参加できない。結果自分の要望通りになった。それは ―現行の論文全てから自分の名前を抜く。 ―元ボスの推薦状は疑義の申し立て以前のものをプロテクトした上、第3者機関が保管する。必要に応じてその機関が推薦状を送る。 抽出すべきボトムラインは、 推薦状を握った元ボスとの対等な話し合いは成立しえないので外部の介入を要したことと、新たなラボに移ってから行動したことだろう。 参考にならないことに越したことはないが、誰かの役にたつかもしれない。
by sugirioblog
| 2015-06-10 10:32
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