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2015年 06月 08日
小児の脳腫瘍でもDIPGというタイプの8割にヒストンH3.3のK27変異がある。
ヒストンvaliant H3.3の27番目lysineが変異してmethionineに変わる。K27がM27になるとPRC2をがっちり捕まえて、ゲノムの他の領域でPRC2が活躍できない。suppressive markerが外れるから、遺伝子の転写が上がる。 その結果何が起こるか調べるために、human ES細胞由来のneural progenitorに同じ変異を導入したら癌化した。transcriptomeを見ると、neural differentiation programがリセットされて、より未熟な癌化しやすい細胞になっていた。M27がゲノムのどこで何をしてるかまだよくわからないけど、ヒストンの変異で細胞がリセットされるというコンセプトはおもしろい。 それだけでなく、樹立した変異細胞株でドラッグスクリーンをして、ヒットを見つけた。Meninという転写なら何でもアリなおばけタンパクの阻害剤だった。 2番目の論文が2013年にでた時は重要性がわからず見向きもしなかった。今は重要性がappreciateできる。 この一連の論文はラボのジャーナルクラブでこないだ紹介された。
by sugirioblog
| 2015-06-08 11:31
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