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2014年 09月 29日
バイオエンジニアとかCell fate engineeingとかいう、「ものづくり」の業界に来てから思うこと。とりあえず、作ったからには再現性とcharecterizeをしっかりしてほしい。そして、作ったものに名前を付けるとき、いかにもホンモノらしい名前を付けられると残された人々が苦労する。最近経験した例で。hemogenic cellというのがある。これは造血細胞が発生してくる原基となる細胞だけど、それは当然ぼくらが生まれる前に大動脈の壁あたりに存在していた。だからhemogenic cell自体はこの世に存在する。しかしヒトESやiPSでそんな細胞を作ったて論文はけっこうあるけど、ぶっちゃけ気軽にhemogenic cellと名付けないでほしい。だってホンモノと似ても似つかないまがい物だから。ホンモノのマウスの胚からとってきたhemogenic cellは当然バリバリ造血するし移植できるけど、ヒトESやiPSから作ったやつでそんなのはまずない。コロニーアッセイでそれらしく見せかけることはできるけど、胚に存在するようなdefinitiveな細胞ではない。
ものを作ったならきちんとcharecterizeして、責任をもって名前をつけてほしい。エンジニアの人と話していると、彼らはその道のプロなので、バイオ系のもきちんとcharecterizeされた前提で名前がついてるものと思ってる。すんません、こっちはcharecterizeに40点、分子の名前しりとりで60点の点数配分された試験みたいなもんなんです。。。前者が赤点でも後者で稼いで良い雑誌てのを見る。
by sugirioblog
| 2014-09-29 12:59
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