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2014年 05月 21日
今日はSMさんのウェビナー。同じ業界に6年いて、彼のセミナーをきちっと聞くのは初めてかもしれない。去年までは宗教上の理由で聞けなかった。やっぱり、あの業界を整理しただけあって、きちっと証拠を積み上げていくスタイルに共感できた。今回のトークはこれとこれとこれについて。この半年で3つもネイチャーかよ。
H2B-GFPラベル保持細胞LRCはCD150+CD48-KLSからとってくるのがコンセンサスになるだろう。(ホルモンの関係で)オスの方がLRC多いようなので、使うときは性差に注意。 HSC中心に物を考えるとバイアスがかかったり、HSC至上主義に堕してしまう。何でもHSCでフェノタイプが説明つくなんてのはありえないし、どっかで嘘をつくことになってしまう。 SMさんはしっかりprogeniy cellsやもっと大きな視野を入れていて、そこんとこは大丈夫なようだ。 夕方は癌と微小環境のシンポジウム@ダナファーバー。最後のトークに間に合った。これ。ovarian cancerのニッチとしてadipocyteがlipidを供給→エネルギー源。 他のタイプの癌ではどうなんだろう。特に脂質代謝はホルモンの影響も受けるだろうから、性差なんかあるのかもしれない。ovarian cancerは女だけやけど、ステムな移植屋さんがNSGに移植した場合とかレシピエントマウスの性別はごっちゃになりそう。 合間に細胞の世話。やることが増えつつあるけど、ランナーズハイならぬ、実験ハイだけにはならないように。すぐになってしまう。今日もトータル7時間くらい培養してた。 培養はマウス移植と違って、ちょっとしたinterventionの結果が数分ー一晩のオーダーで現れる。その分、手数も増えてエンドレスループな実験に首をつっこんだり。 油断するとハイになって脳が一瞬で消し飛ぶし、考えるより楽だからということで実験に逃げてしまう。 とりあえずラボの外で人と会ったり、パソコンしたり。ボストンはこうやって気分転換がしやすい。 ポスドクSさん、shittiest ever以上の言語表現をどんどん開発しつつある。ホーリーシットの強化版でジーザスクライシスシットとか初めて聞いた。最初のジーザスを厳かに発音するのがポイント。 全く使いようのないシッティー言語講座やん。周りのガールズが毎日○ァック○ァックばっかり言いながら仕事してるのは、彼にインスパイアされてるようだ。タイワニーズのテクがシットの同意語を探して、日本語の「キモチワルイ」に行きついたときは、培養室で吹きそうになった。 明日昼はMITでコラボレーターと会う。カフェうまかったらいいなあ。なんでか、勝手にカフェがうまいイメージがある。
by sugirioblog
| 2014-05-21 13:16
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