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2014年 04月 05日
いよいよ月曜に帰国。翌日の火曜から仕事がスタートできそうだ。
日本には7週間ほどいたことになる。この間、京大や阪大でセミナーをしながら、ヒトiPSの培養や血球分化誘導、それに生体ライブイメージングなどを習った。このどれもがカンザスでは見ることすらできなかったものだ。貴重な経験になった。その間に簡単なアイデアをちょっと試したり。やはり餅は餅屋というように、スペシャリストというのはすごい。実験でも飲み会でも世話になった。ちょくちょく日本には来るので、また会いに行く人ができるのはこの仕事の醍醐味だ。そして、至る所で世界は狭いと実感する。その理由はなんとなくわかる。 今回の滞在は日本食と桜と甲子園を楽しめた。あと、本をよく読んだ。腸Lgr5幹細胞のHCさんも週に何冊も本を読むそうだ。すげえ。 今回は週に2-3冊くらいのペースで読んだ。エセ量子力学を語るようになった(大学受験は生物化学…)。京大周辺の古本屋を開拓したことで、安くておもしろい本が手に入るようになったのだ。まだ読んでない分はEMSでボストンに送った。帰りの飛行機で読む分も確保。司馬遼太郎が2冊(太閤記)あれば、飛行機や空港の待ち時間もカバーできるだろう。そろそろ司馬遼太郎以外の本も開拓せねば。なんか良いのがあるだろうか。 カンザスにプライベートライフはなかったけど、ここで取り返してるんだろうな。ボストンは心理的に日本ともっと近いので、状況はだいぶ変わるだろう。 そして大事なことは、6キロやせた!体が軽いだけでなく、脳と体のフットワークが良くなった。これをキープしつつ、少しずつ減らしていきたい。食べる量が明らかに減った(というか留学前に戻った)ので、胃をまた大きくしないことが大事だ。メリケンな食事を避けて、オイリーなアジアン料理もどきにも注意。 晩は前ラボにいた後輩とスカイプ。1時間くらいの長電話になった。業界の裏話から現実的なラボ選びまで、放送禁止のぶっちゃけトーク。(後輩)24歳にしてここまで酸いも甘いもかみ分けたやつはそうそういないだろう。お互い新天地に向かうので、景気のいい話もできた。彼には是非とも新しい場所でがんばってほしい。LAで院生とかいいなあ。用があったら遊びにいこう。もちろん、ボストンに来たらもてなそう。
by sugirioblog
| 2014-04-05 02:44
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