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2014年 01月 30日
その3。
ラストはハーバードのボストン小児病院。 最初にメール送った15人のPIのうち、何も知らん学部生の頃から名前を知ってたのはこのGDさん含めて2人だけ。ダメもとでトライ。超大物なので返事もこんやろなーと思ってたら、GDさんが一番早くきた。want to know your interestだって。GDさんの返事がきたと同時に(お昼11時)Cellに彼の論文が現れた。興味ドンピシャ。 Lin28からみでリプログラミングや癌をしてる。造血の発生がメインだけど、論文見てるとぶっちゃけなんでもアリ。 彼は本当に多忙なので、スカイプ面接も半月後の12月だった。真っ先にぼくのlong-term goalを聞いてきた。こちらと相手の興味をすりあわせるのが大事。一応造血幹細胞同士だけど、実はぼくがやってきた研究と全然毛色が違うのだ。根底に流れてる哲学が違う。 GDさんも最初はぼくが勘違いしてニッシェとかやりにくるんじゃないかと危惧してたようだ。実際5年前にニッシェでN論文出てるけど、それはGDラボでは既に過去のトピック。 分野を変えて新しいことを学ぶんだという真意が伝わりOK。 それから1月の実地インタビューの日を決めた。彼曰はくスカイプは所詮virtually met。実地インタビューで「selected members will test you」だって。we are always fullだからusually people need to wait for a year to joinらしい。1年待ちはきついなーと思いながら実地インタビューへ。 30人以上の超ビッグラボ。ポスドクの入れ替わりは早く、3年くらい。 ボスは基本的に空港にいる。かなり放牧チックだ。半数は学生だ。ハーバードのMDPhD学生が多い。中西部と違って、ここまでくるとMDPhD学生もポスドクと遜色ない。 まずは朝のラボミに参加。まずは「ラボ内外でappropriateな言葉を使いましょう~」というラボマネの事務連絡。全員爆笑でアメリカンなラボを感じた。30人以上もいて学生が多いから、高校のクラスのような雰囲気。わいわいがやがや。 2人セミナー。2人目がぼく。トップバッターはラボのポスドク。トータル2時間半を2人で折半のはすだけど、彼が止まらん。止まらん。どうも論文に近い姿をアピりまくってる。なんせ半年に1回しか発表の機会がないから必死。ちょうど1時間だけ残してようやくぼくのターン。長引いたのはぼくが質問しまくったのもあるんだろうけど…セミナーは大盛況。1人だけ元同業者がいて、彼が強烈な刺客となって襲ってきた。目からレーザービーム!後でGDさんが詫びるくらい強烈だったけど、ぼくらの造血ニッシェ業界はこんなもん。血で血を洗う戦場。ぼくも慣れてる。 セミナー直後にGDさんと面談。即オファーで、今すぐ来てほしいと言ってくれた。なんとかしてスペース空けるから、と。 そのあとはラボメンツと1対1でディスカッション。レーザービームさんが一番良いディスカッションだった。if you change the field, I will welcome you!と。朝発表したポスドクともディスカッション。中身の濃さとハードさはGDラボが他2ラボより数倍。どいつもこいつもできやがる。プロジェクトが敗れて覇気を失ってる学生の時が息抜き。Naive huiPSのN論文はいろんな人を倒したんだなぁ…30分休憩ついでにいろいろ教えてもらう。 こうして議論を重ねて自分のプロジェクトを結晶化させるのがGDさんのねらいだな。そしてラボ内でかぶらないよう。もちろん彼らはフィードバックをGDさんに送り続けてる。全員終わった後に、GDさんからI got great feedback!という通知が来て本合格。final decisionを翌日送ることにしてホテルに戻った。 どのラボもすばらしかった。自由度が高い分、責任も伴うGDラボに。マイクロマネジメントはかんべん。 NBラボはきっと癌代謝で絡みそうだしいずれコラボすることになるだろう。NBさんにもその旨を伝えた。 MRさんはGDさんと古くからの知己なので話が通じやすかった。今年のISSCRはバンクーバーだし、また会いましょう、と。 そして推薦状をいただいた先生方に感謝。
by sugirioblog
| 2014-01-30 16:29
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