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2013年 09月 09日
この論文はおよそ3年前から学会で見てきた。こないだのISSCRでも見た。
ようやく出版。長い間かかったなー。 この間にBloodにGata3はいらんという論文や、やっぱり要るという論文が出た。Novelityがガタガタになったはずなのに、それらを全部おさえて、Nature Immunologyに通したのはすごい。 しかしよくわからないとこが3点。 1.Gata3がLT-HSCの活性化の時に核に入るから、regenerationo時の造血機能をサポートすると思いきや、ノックアウトすると逆に移植能が上がる。5FUやsub lethal irradiationのデータがないからどこまでregenerative capacityを試したかは微妙だけど、少なくとも長期造血は亢進するようだ。じゃあGata3はLT-HSCにとってただのおじゃま虫ファクター? 2.Bloodのこの論文の細胞周期アッセイと食い違う。方やGata3はストレス時の細胞周期entryに要る、方やそうではない。5FUとpolyICでストレスの種類、強度が違うからだろうか。Gata3が5FU下で核内移行するかは気になる。 3.移植アッセイ 論文間で一時移植でフェノタイプがあったり(Mx1-Cre使用)、なかったり(Vav-Cre使用)。これはMx1-CreがPolyICによるストレスでGata3の核内以降を誘導するからか? あと、Blood論文でT細胞がなくなるのはthymic progenitorの段階でGata3が出るからそのせいだろうけど、Nat. Immunol.論文ではなんでT細部が消えてない?これはCreラインの違いではちょっと説明しきれなさそうだ。 どの論文も好き勝手にCreラインやアッセイ系を使っていて、controversyを比較するのが非常に難しくなっている。もしかすると、先の論文でされたラインやアッセイを敢えて避けたからこうなったのか、と勘ぐってしまう。
by sugirioblog
| 2013-09-09 11:04
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