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2013年 07月 30日
Ki67について。
この機能がよくわかってない(はず)のタンパクは細胞分裂のマーカーとしてよく使われる。 Ki67陽性だと、G1,S,G2,M期。これにDAPIやHoechstを組み合わせると、更にG1とS/G2/Mが区別できる。 陰性だとG0期。これは完全分化した細胞か、未熟な静止状態の幹細胞。思いっきり間反対の細胞がかかってくるので、幹細胞屋さんがサイトメトリーするならきちっと分化細胞を区別する必要がある。 ぼくもよくKi67とDAPIの組み合わせで細胞周期をアッセイしてる。ただ、Ki67の免疫染色はあまりしない。なぜだろう。分裂を見るときはBrdUを取り込ませるからか。あとpH3の免疫染色も使える。 細胞周期を測るにはいろんな方法がある。サイトメトリーでKi67とDAPIを使うのはすごく簡便だけど、あくまでもそのときのスナップショットに過ぎない。今G0期の細胞は明日分裂するかもしれないし、一生分裂しないかもしれない。 そこで時間差でEdUやIdUを取り込ませることもある。ダブル陽性の細胞は、少なくとも先週(EdUうった)増えて今日(IdUうった)も増えたことになる。僕自身にこの実験の経験はないので、どこまで細胞周期の定量ができて、何か問題点あるかはわからない。 H2B-GFPを使うのはEFさん以降、いろんな組織幹細胞でもよく使われてる。これは細胞周期の非常に長い細胞を検出できる。100日くらいOK。あと、経時的にサイトメトリーでH2B-GFPの減少調べることでいろんなタイプの細胞の細胞周期を比較できる。問題点は時間がかかることと、わざわざTet誘導のマウスとかけること。
by sugirioblog
| 2013-07-30 09:15
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