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2013年 05月 06日
この数日でかなりシビアに自分のテーマを見直した。新規性、重要性、実現可能性。評価していくと、クソ~おもしろい、といろんな面が揺れながら見えてくる。このテーマだけで独立するわけではないけど、これからも絡んでくるのは確実だ。
新規性:もう去年論文出してるし、同じ系で更に上をいく新規性はない。 重要性:癌の特効薬には全然かなわないけど、グラントでアピールする分にはある。 普遍性:いくつかの系で共通の現象が保存されてる。今のまま独立したらこれを掘り下げることになる。 実現可能性:野生型であってもそこそこの観察はできる。でも野生型では強烈な操作はできない。この世にいないマウスをあてにしてはいけない。シングルセルChIP-seqという夢。 展開:核の中のメカニズムは無視できない。いかに実現可能なアプローチを選ぶか。しかしクロマチン修飾の名前を書き込むだけではオリジナリティが微妙。 おもしろさ:「全然予備知識のない人に話して、10分以内におもしろいと言ってもらえるか」。DNA構造のような普遍的でクリアな法則。トランスポゾンみたいな意外な発見。iPSのようなでかいインパクト。この3要素のいずれかが必要。今やってるのは法則に近いけど、果たして普遍的でクリアだろうか。ちと分が悪い。 結論:今のままでは広さ(普遍性と展開)が足りない。それに展開=核内メカニズムという対応はぼくのオリジナルではない。これでは展開がないのも同然だ。 オリジナルな展開のために、他の系で試して、新しくできたテーマと融合させる必要がある。 これらの要素はかなり相互に絡んでる。普遍性があれば、別の系では新規性も連られてやってくる。実現できることでしか展開できない。分野によって癖もある。例えば幹細胞分野は重要性を言いやすいけど、実現可能性が厳しかったり。この場合の実現はテーマを遂行するための実験的な操作のこと。
by sugirioblog
| 2013-05-06 09:49
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